食品メーカー様の事例
数百種類にものぼる原材料を加工して食品を製造し、国内外に広く販売されています。宗教の戒律で成分を厳しく管理しなければならない取引先様もいらっしゃり、そのような取引先様への販売には、宗教上問題ないことの証明を受けなければなりません。
Q: どんなお困りごとがあったかをお聞かせください
証明書は原材料ごとに取得しなければなりません。また証明書は1、2年の期限しかなく、毎週なんらかの原材料の証明書が失効します。証明書自体は、原材料メーカー様が取得するものですが、当社は製品の製造メーカーとして、正しく証明された、つまり期間が失効していない証明書を持つ原材料を間違いなく利用して製品を製造しなければなりません。したがって、在庫として保持する原材料の証明期間を逐一管理しなければなりません。万一、ミスが起こってしまうと、お客さまからの信頼を大きく失います。さらに宗教上の問題になるため、大きな社会問題になってしまうため、細心の注意を払わなければなりません。そのため、証明書の確認・在庫管理の業務に多大な労力がかかっていました。
当社は多数の製品をもっており、部署ごとに製品を扱います。そのため部署ごとに原材料の情報・在庫・証明書の情報をエクセルで管理していました。同一の原材料は複数の製品に利用されるため、複数のエクセル表にそれぞれ微妙に異なるフォーマットで同じような情報が散在する状況にありました。
Q: 元々どのように課題を解決されようとしていましたか?
管理コストを下げるという至上命題があり、ミスを防ぎつつ方法を模索していましたが、具体的な方法にまでなかなか至らず、そのままの運用が続いていました。
Q: クラウドテーラーで課題解決方法は変わりましたか?
複数のマスター情報が存在してしまうそれまでの管理方法の問題点を指摘いただき、具体的な改善策をすぐに提示していただきました。クラウドのデータベースで一元管理するということで、仕組みとしてはそれほど複雑なものではありませんが、データベース化する前に今ある情報を一度精査するよう指摘いただきました。その際、精査する観点として、各部署がどの情報に注目しているのか、逆に重複したり意味のない情報はないかなど、具体的な指標ややり方をアドバイスいただきました。
証明書の種類や期日によってダッシュボードにハイライト表示したりカレンダーに期日が近いものを表示するなど、ぱっと見て注目すべきものがわかるような画面を作っていただきました。
今では複数の部署で横断的にこのアプリを利用しています。
Q: こだわりの機能はありますか?
証明書は当社の最終製品自体も取得する必要があります。証明書の申請には、製品に含まれるすべての原材料と、それら全てが有効な証明書を持っていることを示さなければなりません。
そこで、データベース化された情報を使って、最終製品の申請情報を出力するようにしていただきました。一元管理された情報がとても有益であることを実感しています。
Q: クラウドテーラーを導入して良かった点はありますか?
ぱっと見て注目すべき情報がわかるため、管理コストが大きく下がりました。当社の製品で利用している原材料メーカー様も同じように苦労されているようなので、この仕組みを紹介して、さらに連携機能などを実現できないか相談しようと考えています。
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